ｶｰｽﾄﾍｳﾞﾝ28話ﾈﾀﾊﾞﾚ(6巻)&漫画感想!江乃の罠に引き裂かされる

「カーストヘヴン」6巻に収録の28話。

ここではそのネタバレと感想をお届けします。

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漫画 「カーストヘブン」28話6巻ネタバレ【ビーボーイ　緒川千世】

保健室の留守番を請負った久世は、先生を見送ります。

外の騒がしさに気づきつつ、ベッドを仕切っていたカーテンを開けました。

そこには、あられもない姿のあつむがベッドに寝かされていたのです。

手を後ろで縛られ、うさぎの尻尾にデザインされたオモチャが挿入されていました。

勃起したモノはリボンで飾られ、先走りが垂れています。

中途半端な刺激に息は乱れ、蕩けた顔で久世を見つめていました。

揺れるオモチャを久世が抜き取ると、あつむはイキたいと強請ります。

それでも意地悪く焦らす久世に、負けじと彼を煽るあつむ。

久世はその煽りに負け、自身をいやらしく誘うあつむの中に沈めるのでした。

一方、梓はゲームの真っ只中です。

取手に電気が流れるボックスの中に鍵があり、鋭い痛みに一度は手を離します。

面白そうに見守る生徒達に挑発され、火傷をしながらも鍵を入手しました。

手元には4つの鍵、梓は次に向かいます。

江乃が梓の様子をスマホで見ていると、チケットを持った巽がやってきました。

3-2のキング・雨宮から処遇を任されたと江乃が話し、尚且つ巽のカーストも決めてやろうと言うのです。

巽は軽くあしらい、断ります。

挑発してくる江乃に、巽も余裕の態度で返してきました。

クラス全員と肉体関係のある彼をクソビッチと称します。

江乃は特に気にした様子もなく、博愛主義者だと自称
するのです。

飄々とした態度を崩さない江乃に、孤独で可哀想だと巽が言います。

すると、浮かべていた笑みが消え江乃が怒りを露わにしました。

巽を輪姦しろと言い出した江乃に、周りがざわつきます。

そこへ神楽が現れ、江乃に付き合う必要はないと巽に言いました。

江乃は巽を守ろうとする神楽に激昂します。

神楽はただ冷静に、自分は中立だと返し巽を連れて出ていきました。

江乃も立ち上がり出て行こうとするので、クラスの生徒がどこへ行くのかと聞きます。

振り返った江乃に余裕の笑みはなく、壊しに行くのだと告げるのでした。

その頃、梓は次のポイントに来ていました。

忍者屋敷の看板があり、中に入ります。

どこからか助けを求める声が聞こえ、辺りを見渡すと額縁の裏から聞こえていました。

額縁を外すと、閉じ込められた他クラスのターゲットが居たのです。

梓は面倒くさそうな顔をし、何も言わずにその場を離れようとします。

彼もゲームの参加者らしく、慌てて梓に協力を求めてきました。

手元に鍵があると言い、1人で扉が重くて動かせないと伝えます。

梓はその鍵が本物である確証もないとし、協力を拒否しました。

閉じ込められた彼は、カーストを変え彼女と堂々と歩きたいと言うのです。

必死に懇願する彼に同情したのか、梓は助けることにしました。

回転式の扉らしく、2人で押さないと回らない仕組みなのだそう。

全体重をかけやっと回り、気付けば梓が中に閉じ込められていました。

外に出た彼は、自分も同じ目にあったと梓に謝ります。

梓はどうにか出ようと試みますが、扉が回ることはありません。

悔しさに悪態をつくと、落ちたスマホに目が行きます。

そして思い浮かぶ刈野の姿に、弱さを見せまいとしてきた梓の心が揺れました。

刈野がキャストとして写真を撮っていると、スマホが震えます。

画面には、助けを求める梓の声が表示されていました。

閉じ込められた空間で、膝を抱える梓。

メッセージを受信した音が聞こえ、すぐ画面を見ます。

返ってきたのは、待ってろの短い一言でした。

刈野は由美が引き止めるのも構わず、梓の元へ向かいます。

ですが刈野が辿り着く前に、忍者屋敷の看板が隣にズラされてしまうのです。

そのことに気付かず、刈野は梓のいない教室に入りました。

中には、顔に袋を被せられシャツしか着ていない人物が倒れています。

梓なのかと確認しますが、その人物は何も話さず刈野に抱きつきスマホを見せてきました。

表示された文言に、梓ではないと気付いた刈野。

誰だと聞くと、このゲームの首謀者である江乃だったのです。

すぐに見破った刈野に、江乃は2人の関係が深いと理解します。

そして、梓が閉じ込められていることを刈野に教え、鍵は自分が持ってると伝えてきました。

鍵を渡すよう刈野が言うと、自分で探せと江乃が言うのです。

刈野は嫌そうにしながらも江乃の体に触れ、鍵を探します。

わざとらしく喘ぐ江乃に苛立ちますが、鍵は見つかりません。

すると、江乃が足を開きながら、まだ探してない場所があると言ってきます。

梓を助けたいのだろうと刈野を誘い、後ろ手でスマホを操作するのでした。

制限時間が迫り、梓は焦ります。

来ない刈野に悪態をつきますが、それでも信じて待つのです。

祈るように待っていると、非通知から着信がかかってきました。

出れば、聞こえてきたのは江乃の喘ぎ声。

そして梓が待ち望んでいた、刈野の声でした。

会話の内容は、まるで2人がセックスをしていることを彷彿とさせるもの。

実際は、鍵を江乃の中から取り出そうとしている行為なのです。

ですが、梓にそれがわかるはずありません。

あの子が待ってると江乃が言います。

それに対し、どうでもいいと冷たく返す刈野の言葉を、梓は聞いてしまいました。

刈野がようやく鍵を取り出し手を拭います。

江乃が言っていたあの子とは、由美のことでした。

梓はどこだと刈野が江乃の胸倉を掴みますが、隣の教室だとあっさり答えてくれます。

だがもう、タイムオーバーだったのです。

既に梓の姿はなく、外に連れ出されていました。

ゲームをクリアできなかった天罰として、校内の生徒達から一斉にボールを投げつけられます。

江乃と神楽と巽がその光景を見ていました。

醜悪だと批判する巽に、江乃は理由を与えたのだと話します。

人は他人を傷付ける為に理由を求めていると言い、江乃はそんな世界を壊すと吐き捨てるのです。

神楽は、痛ましそうに江乃を見つめていました。

天罰は、最後にボールではなく缶ジュースが投げつけられ終わりを迎えます。

ボロボロの梓の前に、刈野がやってきました。

梓の腕を掴み立たせようとしますが、その手は振り払われ、憎悪を宿した目が刈野を睨みつけています。

刈野の横を通り過ぎ、梓は1人去っていくのでした。

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感想

江乃さん、やる事がやらしいなぁ。

今回、梓と刈野の関係を壊すことが目的だったんでしょうか？

1つ思ったのが、巽が挑発しなければ江乃もあそこまでしなかったのでは…。

壊すということに執着するのは、自分も壊された経験があるからってことですかね。

やっと、梓が弱さを見せられるようになったのに！

希望が見えた瞬間、絶望に突き落とされてしまいました。

江乃とのやり取りを聞かれていたなど、刈野は知りませんし。

刈野を見る梓の目が、憎しみ通り越して悲しそうに見えました…。

冒頭の久世とあつむの絡みに油断させられましたが、後半は胸が苦しい展開。

大きな亀裂が入ってしまった2人はどうなるんでしょう。

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